ホットメルト hotmelt
加熱して融かして接着させる接着剤。
常温では棒状、粉状、シート状の形状があります。
ホットメルトは主成分によって特性が変わります。
種類には下記の様なタイプがあります。
□ EVA(エチレン酢酸ビニル)系
幅広い粘度域を持ち、製本や包装で使われます。
ロール状に塗布していくことが多い。
速固化するタイプから遅いタイプまで幅広く、紙や布、軟質塩ビなどの
プラスチックへの接着性も良好のため、段ボールなどで使われています。
□ オレフィン系
通常の工業用接着剤では接着しにくい材料と物性が近いため、
ポリプリピレンやポリエチレンの接着が比較的行いやすい。
耐熱性が高く、熱安定性・耐薬品性が良好なため工業用に使用されることが多く
自動車の内装や電機電子部品の絶縁・保護、包装関係で良く使われます。
■ ゴム系
加熱してからしばたくおいて、ゴム状になった状態で張付けられるのが特徴。
不織布のような液体だと浸透してしまうような材料の接着に使われます。
ゴム系の粘着性(完全に固まりきらず、何度も接着や剥離を繰り返すことができる機能)を
もっており、完全に固化しない製品もあります。
おむつなどの衛生用品やバスマットの滑り止め、ゴキブリの捕獲用などに使われています。
■ ポリアミド(ナイロン)系
耐熱性が高く、絶縁性能、耐薬品性が良好。
電気・電子部品のポッティングやモールディングの使用されています。
□ ポリエステル系
優れた耐久性、耐薬品性を持ち幅広い材料に対応可能です。
PETや軟質PVC、金属、繊維、木材など広範囲の材料に使用されています。
■ ポリウレタン系
塗布した後で、湿気と反応し、耐熱耐寒性が高くなります。
PPの接着によく使用され、一般的な製本用のりとして使われています
硬化すると軟化しない特性から古紙リサイクルにおける溶解工程で除去が容易です。
当社では上記■印のホットメルトフィルムの取扱いがあります。
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