再帰反射 saikihansya
反射現象の一種で入射した光が再び入射した方向へ反射する現象の事です。
一般的に反射現象には下記の3種があります。
1:乱反射(拡散反射) 2:正反射(鏡面反射) 3:再帰反射
1:乱反射(拡散反射)
入射した光がどの方向へもまんべんなく弱く拡散し反射する現象。
2:正反射(鏡面反射)
入射した光が入射角と同じだけ反対の角度へ強く反射する現象。
鏡・金属などがその例。
3:再帰反射
入射した光が再び入射した方向へ強く反射する現象。
球形のガラスビーズを利用したガラスビーズ方式と
垂直の直角三角形の鏡面からなる3面体を利用したプリズム方式があります。
当社の再帰反射転写マークはガラスビーズ方式にて作成します。
ガラスビーズ方式の反射は、光がガラスビーズの中に入る時に屈折し、
球面上の一点で焦点を結び、ガラスビーズ背面の反射層により反射され、
ガラスビーズを出る時に再度屈曲し、入射光と並行になって光源方向に戻るしくみです。
ガラスビーズ方式には下記の3種があります。(転写マークの作成はオープンタイプになります。)
1:オープンタイプ
ガラスビーズが表面に露出したタイプ。
反射性能は優れているが、汚れや水滴が付着すると輝度が落ちるのが欠点。
2:クローズタイプ
ガラスビーズ層を直接皮膜で覆ったタイプ。
オープンタイプの欠点をカバーするが、反射性能はオープンタイプより劣る。
3:カプセルレンズタイプ
ガラスビーズ層の上に空気間隙を持たせてフィルムを被せたタイプ。
オープンタイプ・クローズタイプの両方の長所を有する。
<01-209>ラスター転写 再帰反射タイプ
<03-102>ノヴィー転写 再帰反射仕様
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